原題
Physical activity at diagnosis is associated with tumor downstaging after neoadjuvant chemoradiotherapy in patients with rectal cancer.
背景:術前補助化学放射線療法は直腸がんの標準であり、奏効率は臓器温存を可能にする可能性がある。研究は、身体活動が腫瘍のダウンステージングを促進する可能性があることを示唆している。
方法:この研究では、術前補助化学放射線療法を受けたオランダのプロスペクティブ結腸直腸癌コホートの患者を分析した。腫瘍のダウンステージングは、良好/完全または中等度/不良に分類された。身体活動および機能は質問票を用いて評価され、ロジスティック回帰分析では、交絡因子を調整して腫瘍のダウンステージングとの関連が検討された。
結果:患者268名のうち、中等度/高レベルの中等度から強度の身体活動(MVPA)を有する患者では、良好/完全なダウンステージングのオッズが上昇していた(それぞれ、OR=2.07およびOR=2.05)。
結論:自己報告によるMVPA値が高いほど、治療を受けている直腸がん患者の腫瘍のダウンステージが良好であることと関連していた。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110523
PMID: 39265927
Open Access
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