原題
Multitarget Stool RNA Test for Colorectal Cancer Screening.
背景:早期大腸癌スクリーニングのための非侵襲的方法は、45歳以上の個人における癌および前癌病変を効果的に検出する必要がある。
方法:第3相臨床試験では、オンラインで募集された8920人の参加者を用いて、非侵襲的なマルチターゲット便RNA(mt-sRNA)検査(ColoSense)の感度と特異度を評価した。mt-sRNA検査の結果を大腸内視鏡検査の結果と比較した。
結果:mt-sRNA検査は94%の感度で結腸直腸癌を検出し、46%の感度で進行腺腫を検出した。結腸鏡検査で病変がない場合の検査の特異度は88%であった。糞便免疫化学検査(FIT)と比較して、mt-sRNA検査は結腸直腸癌および進行腺腫の検出においてかなりの改善を示した。
結論:mt-sRNA検査は、FITと比較して結腸直腸新生物に対する感度が高く、既存の分子診断検査と同等の特異度を示した。
Journal: JAMA (CiteScore 2022: 45.4)
DOI: 10.1001/jama.2023.22231
PMID: 37870871
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