原題
Outcomes of Solid Organ Transplant Recipients With Advanced Cancers Receiving Immune Checkpoint Inhibitors: A Systematic Review and Individual Participant Data Meta-Analysis.
背景:免疫チェックポイント阻害薬(ICI)は進行期癌患者の生存率を高めたが、固形臓器移植レシピエント(SOTR)における安全性と有効性はほとんど理解されていない。
方法:この研究では、ICI治療後の癌の転帰に焦点を当てた128件の研究からの343のSOTRを分析し、個々のデータ合成とイベントまでの時間分析のためのランダム効果モデルを利用した。
結果:3年以内に52.8%が癌で死亡し、36.2%に急性拒絶反応が生じた。客観的奏効率は癌の種類によって異なり、皮膚扁平上皮癌では61.0%であったのに対し、メラノーマおよび他の癌では低かった。
結論:ICIを投与されたSOTRでは、がんの転帰はタイプによって異なり、cSCC患者の経過は良好であり、mTORIとステロイドの併用は拒絶反応のリスクを低下させる可能性がある。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2025.2374
PMID: 40545616
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