イソクエン酸デヒドロゲナーゼ変異AMLを有する強化化学療法不適格患者に対する低メチル化剤、ベネトクラクス、およびイソクエン酸デヒドロゲナーゼ阻害薬を用いた最前線のトリプレットレジメンの転帰。

原題
Outcomes of Frontline Triplet Regimens With a Hypomethylating Agent, Venetoclax, and Isocitrate Dehydrogenase Inhibitor for Intensive Chemotherapy-Ineligible Patients With Isocitrate Dehydrogenase-Mutated AML.
背景:標的療法は、急性骨髄性白血病(AML)の高齢患者、特に強化化学療法に不適格な患者の治療を著しく進歩させた。低メチル化剤療法を併用したベネトクラクスとイボシデニブを併用したアザシチジンの2つのレジメンが承認されているが、反応と再発に関して制限がある。

方法:本研究は、イソクエン酸デヒドロゲナーゼ(IDH)変異AMLに対してアザシチジン、ベネトクラクス、およびイボシデニブを組み合わせたトリプレットレジメンで治療された、新たに診断された強化化学療法不適格患者60人を対象とした。

結果:トリプレットレジメンは忍容性が良好であり、複合完全寛解率は92%、全生存期間中央値はまだ達成されていない。2年全生存率は69%であり、治療を受けた二次性AML患者ではより低い転帰が観察された。

結論:三剤併用療法は有望な結果を示しており、IDH変異AMLに対する既存の二剤併用療法と比較するためのさらなる研究が必要である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-25-00640
PMID: 40513054

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