進行メラノーマにおけるヒトLymphocyte Activation Gene-3(LAG-3)モノクロナール抗体であるFianlimabとCemiplimabの併用に関する第I相試験。

原題
Phase I Study of Fianlimab, a Human Lymphocyte Activation Gene-3 (LAG-3) Monoclonal Antibody, in Combination With Cemiplimab in Advanced Melanoma.
LAG-3とPD-1受容体を標的とするヒトモノクローナル抗体であるfianlimabとセミプリマブの効果と安全について検討した。

方法:進行したメラノーマ患者を抗PD-1療法による以前の治療に基づいて4つのコホートに分け、fianlimabとセミプリマブを静脈内投与した。主な焦点は客観的奏効率(ORR)であった。

結果:すべてのコホート、特に抗PD-1治療歴のないコホートで高い客観的奏効率が達成された。一部の患者で有害事象が認められたが、新たな安全性の問題は認められなかった。

結論:Fianlimabおよびセミプリマブは、合理的なリスクプロファイルを示しながら、進行メラノーマの治療に有望な結果を示しており、特に抗PD-1療法を受けていない症例に有効である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02172
PMID: 38900987

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