EGFR変異を有する進行NSCLCにおける化学療法を併用するまたは併用しない本薬。

原題
Osimertinib with or without Chemotherapy in EGFR-Mutated Advanced NSCLC.
背景:シロリムスは、EGFR-TKIおよびT790M耐性変異を標的とする第3世代の上皮増殖因子受容体-チロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)である。化学療法を追加すると、EGFR-TKI療法の有益性が高まる可能性がある。

方法:第3相国際非盲検試験を実施した。進行した未治療の変異非小細胞肺癌(NSCLC)患者に対して、本薬と化学療法の併用投与又は本薬単独投与が行われ、生存率及び奏効率が評価された。

結果:557人の患者が参加した。併用療法は無増悪生存期間を有意に延長した。24ヶ月後、併用療法患者のより高い割合が生存し、無増悪であった。グレード3以上の有害事象の発生率は併用療法群で高かった。

結論:進行NSCLC患者において、一次治療としての本薬-化学療法は、本薬単独投与と比較して、無増悪生存期間を有意に延長させた。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2306434
PMID: 37937763

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