原発性腎細胞癌に対する体幹部定位放射線治療(SABR)と高周波アブレーションおよび冷凍アブレーションの比較:FASTRACK II試験の経済的評価。

原題
Stereotactic Ablative Body Radiotherapy (SABR) versus Radiofrequency Ablation and cryoablation for Primary Renal Cell Carcinoma: an economic evaluation of the FASTRACK II trial.
背景:手術不可能な腎細胞癌(RCC)に対する定位切除体放射線療法(SABR)の安全性と有効性を匿名化試験で実証した。本研究は、高周波アブレーション(RFA)および冷凍アブレーション(CA)と比較したSABRの費用対効果を評価することを目的とした。

方法:費用効果分析は、匿名化試験のオーストラリア人患者からのデータを使用して実行された。健康関連の生活の質(HRQoL)は、EORTC-QLQC30アンケートで評価され、10年間のマルコフモデルの時間範囲で分析された。

結果:SABRは当初HRQoLの低下を示したが、全体的にはRFAやCAよりも効果的で安価であり、感度分析では優勢であった。

結論:初期のHRQoLの低下にもかかわらず、SABRは手術不能なRCCに対して好ましい費用対効果の高い治療法である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.05.089
PMID: 40578451

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