原題
Radiosurgery for pediatric central nervous system lesions – initial report and insights from a multicenter registry.
背景:脳腫瘍は小児における最も一般的な固形腫瘍であり、再発または手術不能な症例に対する治療選択肢は限られている。本研究では、小児CNS病変に対する治療選択肢として定位放射線手術(SRS)を検討した。
方法:4施設でCNS病変に対してSRSを受けた18歳未満の小児患者について多施設分析を行い、後ろ向き及び前向き症例を検討した。
結果:164の病変を有する84人の患者が治療された。主な適応症はサルベージ治療(79.2%)と緩和ケア(43.2%)であった。ほとんどのSRSは単回照射であり、低度の高悪性度毒性(3.6%)であった。
結論:小児患者におけるSRSは安全かつ有効であり、従来の治療が不十分な場合には考慮する必要がある。さらなる評価が提案される。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110994
PMID: 40550422
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