結腸直腸癌の肺転移に対するSABR後の局所制御評価:多施設レトロスペクティブ分析。

原題
Local control assessment following SABR for lung metastases of colorectal cancer: A multicenter retrospective analysis.
背景:SABRは結腸直腸癌からの肺転移に対して有効な治療法であるが、局所制御にはばらつきがある。本研究の目的は、SABRの有効性に影響する線量測定および臨床因子を同定することである。

方法:8施設でSABRで治療した肺転移を有する201人の患者のレビューを行い、局所再発からの解放(FFLR)、全生存(OS)、及び多転移転換までの時間(tTPC)に対する臨床的及び線量測定的予測因子を評価した。

結果:追跡期間中央値31ヵ月で、2年FFLRおよびOSはそれぞれ69.5%および80.8%であった。FFLRに影響を及ぼす因子には、TTV BEDmin、前治療、および腫瘍の位置が含まれた。

結論:適切なTTV BEDminおよび左側腫瘍起源は局所制御を改善するが、以前の治療は再発リスクを増加させる。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110992
PMID: 40543812

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