手術不能なステージIII非小細胞肺癌患者における42 Gyの放射線化学療法前後のFDG PET代謝パラメータの予後的価値。

原題
Prognostic Value of FDG PET Metabolic Parameters Before and After 42 Gy of Radiochemotherapy in Patients with Inoperable Stage III Nonsmall Cell Lung Cancer.
背景:この研究は手術不能ステージIII非小細胞肺癌(NSCLC)患者における放射線化学療法中のF-FDG PETパラメータ変動の予後的意義を評価した。

方法:多施設第II/III相試験からの合計158人の患者を、放射線ブーストを受ける実験群と標準群の2群に無作為に割り付けた。F-FDG PET指標を評価し、無増悪生存期間(PFS)および全生存期間(OS)をRECIST基準を用いて測定した。

結果:いずれの変数においても群間に有意差は認められなかった。ΔSUVはOSの重要な予後因子として出現したが、PET2 SUVはPFSに対して有意であった。

結論:42 GyのF-FDG PETは治療に対する良好な反応者を効果的に同定し、ΔSUVとPET2 SUVは独立した予後指標として機能した。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.124.268499
PMID: 40015915

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