原題
Disitamab vedotin plus toripalimab in patients with locally advanced or metastatic urothelial carcinoma (RC48-C014): a phase 1b/2 dose-escalation and dose-expansion study.
背景:ジシタマブベドチン(DV)およびトラスツズマブデルクステカン(T-Dxd)のようなHER 2標的化抗体-薬物結合体は、HER 2発現局所進行または転移性尿路上皮癌(la/mUC)において有効性を示している。本研究では、la/mUC患者におけるトリパリマブと併用したDVを評価した。
方法:この非盲検第1b/2相試験では、未治療または化学療法抵抗性のla/mUC患者を登録し、安全性および第2相試験の推奨用量(RP2D)に焦点を当て、客観的奏効率(ORR)および生存指標を含む副次評価項目を設定した。
結果:41人の患者が登録され、確認されたORRは73.2%、無増悪生存期間中央値は9.3ヶ月、全生存期間は33.1ヶ月であり、管理可能な安全性を示した。
結論:DVとトリパリマブの併用は、la/mUCに対する有望な第一選択治療選択肢であり、進行中のランダム化第III相試験を通じてさらなる調査が必要である。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.12.002
PMID: 39662628
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