原題
Larotrectinib for Newly Diagnosed Infantile Fibrosarcoma and Other Pediatric NTRK Fusion-Positive Solid Tumors (Children’s Oncology Group ADVL1823).
背景:TRK阻害薬ラロトレクチニブは、有効な代替法がない、または治療失敗後の融合陽性固形腫瘍に対してFDAに承認されている。本研究は、最前線の治療法としての有効性を評価することを目的とした。
方法:新たに融合陽性固形腫瘍と診断された患者は、乳児線維肉腫(IFS)に焦点を当てて、反応に応じた期間、28日サイクルでラロトレクチニブを投与された。
結果:33人の患者のうち、客観的奏効率はIFSで94%、その他の腫瘍で60%であった。2年無イベント生存率および全生存率は、特に外科的に切除された患者において有望であった。
結論:ラロトレクチニブは、融合陽性固形腫瘍に対する最前線の治療として高い有効性を示しており、手術による局所制御の重要性を強調している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01854
PMID: 39652801
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