高齢のAML患者における残存病変の状態に基づくフルダラビン、AraC、G-CSFおよびイダルビシン、またはクラドリビン+ダウノルビシンおよびAraCによる治療強化:NCRI AML18試験の結果。

原題
Treatment Intensification With Either Fludarabine, AraC, G-CSF and Idarubicin, or Cladribine Plus Daunorubicin and AraC on the Basis of Residual Disease Status in Older Patients With AML: Results From the NCRI AML18 Trial.
背景:この研究は,初期治療後にMRD陰性寛解を達成しなかった急性骨髄性白血病(AML)の高齢患者における化学療法強化の生存利益を評価した。

方法:アドリアマイシンおよびAraC(DA)投与後にMRD陰性の寛解が得られなかった患者523名(年齢中央値67歳)を、DA単独群、DAC群、またはFLAG-Ida群に無作為に割り付けた。

結果:強化群では全生存率は改善しなかったが、DACはDAと比較して既知のMRD状態を有する患者(HR 0.66)で生存ベネフィットを示した。FLAG-Idaは早期死亡率を上昇させた(9%対4%)。

結論:化学療法の強化、特にDACによる強化は、初期治療後に残存病変を有する高齢のAML患者の生存率を高め、FLAG-Idaよりも良好な耐性を示した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00259
PMID: 39556780

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