子宮頸部腺癌に対する炭素イオン線治療:日本における多施設プロスペクティブ登録ベース研究(2016-2020)の臨床転帰。

原題
Carbon-ion radiotherapy for adenocarcinoma of the uterine cervix: clinical outcomes of a multicenter prospective registry-based study in Japan (2016-2020).
背景:子宮頚部の腺がん(AUC)は扁平上皮癌と比較して予後不良であり、炭素イオン放射線療法(CIRT)の結果に関するデータは限られている。この研究は、日本の前向き多施設設定でAUCに対するCIRTを評価することを目的とした。

方法:2016年6月から2020年4月の間に、局所的に進行した未処理のAUCを有する患者は、4つのセンターでCIRTを受けた。本研究では、2年無病生存率(DFS)を二次エンドポイントとして、2年全生存率(OS)および局所制御率(LC)を評価した。

結果:42人の患者が治療された;2年OS、LC、およびDFS率は、それぞれ97.5%、80.9%、および64.3%であり、晩期有害事象はほとんどなかった。

結論:CIRTは局所進行AUCに対する有効な治療法として有望であり、さらなる検証が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.10.003
PMID: 39424081
Open Access

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