原題
Predictive value of changes in basal myocardial (18)F-fluorodeoxyglucose uptake for cardiotoxicity in locally advanced esophageal cancer patients receiving definitive radiotherapy.
背景:本研究の目的は,根治的放射線治療(RT)を受けている局所進行食道癌患者における主要有害心イベント(MACE)に対する分節心筋F-フルオロデオキシグルコース(FDG)取込の変化の予測値を評価することである。
方法:この研究には、ステージII~IIIの食道癌患者482名が含まれ、トレーニングコホート(n=285)と検証コホート(n=197)に分けられた。F-FDG PETスキャンは治療の前後に実施された。競合リスクおよびCox回帰分析を用いてアウトカムを評価した。
結果:参加者のうち、34名(11.9%)が78ヶ月の追跡期間中にMACEを経験した。基礎心筋領域は最も高い放射線量を受け、基礎ΔSUVRはMACEの有意な独立予測因子であった。
結論:基礎ΔSUVRは、この患者集団における放射線誘発心毒性を予測するための有望なバイオマーカーとして役立つ。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.09.031
PMID: 39307322
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