負担の分担:転移性疾患の量的負担が少ない患者に対する免疫チェックポイント遮断の代わりに根治的局所療法を行う症例。

原題
Sharing the Burden: The Case for Definitive Local Therapy in Place of Immune Checkpoint Blockade for Patients With a Low-Volume Burden of Metastatic Disease.
背景:低容積の転移性癌は、最適な戦略が不明であるため、治療の課題を提示する。本研究では、転帰を改善するために、免疫チェックポイント遮断(ICB)と局所治療の併用を検討した。

方法:著者らは、ICB単独後とICBと放射線療法または手術などの局所療法との併用後の患者の転帰を比較するプロスペクティブ解析を実施した。

結果:併用療法を受けた患者は、ICB単独療法を受けた患者と比較して、無増悪生存期間および全生存期間の改善を示し、局所アプローチと全身療法を統合する可能性を強調した。

結論:この知見は、ICBと局所療法の間で治療負担を分担することが、低容量の転移性癌患者の生存率を高める可能性があることを示唆している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00549
PMID: 39038267

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