限局性肛門癌に対する週1回のシスプラチンおよび放射線療法の実行可能性-デンマークの肛門癌グループの報告。

原題
Feasibility of weekly cisplatin and radiotherapy for localized anal cancer – A Danish anal cancer group report.
背景:こう門の扁平上皮癌(SCCA)は伝統的にフルオロウラシルとマイトマイシンによる化学放射線治療を用いて治療されてきたが、これは急性毒性を引き起こす可能性がある。毎週のシスプラチンは、他の扁平上皮癌には有効であるが、SCCAについては未解明のままである。

方法:1998年から2020年の間に合計116人の患者が放射線療法と毎週のシスプラチンで治療された。この研究では、遡及的に収集された医療データと前向き観察研究データの両方を使用して、毒性と患者の転帰を評価した。

結果:患者の約89%が6か月以内に完全寛解を示し、5年無病生存率と全生存率はそれぞれ77%と86.4%であった。急性毒性レベルは許容範囲内であり、入院を必要としたのはわずか20%であった。

結論:本研究は,放射線療法と毎週のシスプラチンがSCCA治療において許容できる急性毒性で満足な結果を提供することを証明した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110422
PMID: 39002571

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