原題
Patient reported outcomes for women undergoing definitive chemoradiation for gynecologic cancer: A prospective clinical trial.
背景:
婦人科悪性腫瘍の患者は、高い心理社会的および症状の負担を経験する。本研究では、小線源治療(BT)を伴う化学放射線療法を受けた女性における患者報告アウトカム(PRO)指標を評価した。
方法:
BTを受けている婦人科がん患者からPROデータを収集したプロスペクティブ試験が単一施設で実施された。検証済みの質問票を用いて、ベースライン時、BT後、および60日間の追跡調査時にPROを評価した。機能尺度/全般的健康スコアは良好であると考えられたが、症状スコアは低いことが望まれた。中央値、IQR、およびノンパラメトリック検定を用いて比較した。
結果:
計33名の患者が登録され、29名がベースラインのPRO指標を完了した。平均グローバルヘルススコアは、ベースライン時に何らかのがんと診断された女性の参照集団よりも悪く、フォローアップ時にはさらに低下した。子宮頸がんの参照と比較した場合、患者は社会機能、経済的毒性、疲労、悪心/嘔吐、および食欲不振が有意に悪化していた。多くの患者が抑うつ状態、魅力の低下、生活への支障、および心配を報告した。グローバルヘルススコアが高いほど、身体機能、社会的機能、および身体イメージの改善と関連していたが、スコアが低いほど、症状の負担、経済的毒性、および性的心配の増加と関連していた。
結論:
子宮頸癌患者は、重大な症状負荷および心理社会的毒性を経験し、生活の質の低下につながる。この高リスク集団には、治療中のサポートの改善が必要である。
Journal: Pract Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.6)
DOI: 10.1016/j.prro.2023.07.004
PMID: 37597615
婦人科がんに対して根治的化学放射線療法を受けた女性の患者報告による転帰:プロスペクティブ臨床試験。

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