原題
Myxofibrosarcoma: Outcomes, Prognostic Factors, and Role of Neoadjuvant Radiation Therapy.
背景:粘液線維肉腫(MFS)は軟部組織肉腫のサブタイプであり、その浸潤性増殖パターンのために偶発的な切除断端陽性と局所再発のリスクが高い。この研究は、術前放射線療法(RT)とそれに続く外科的切除で治療されたMFS患者の局所制御と再発パターンを評価することを目的とした。
方法:本研究では、2013年から2021年に診断され、術前RTおよび根治手術で治療されたMFS患者の多施設データベースをレトロスペクティブにレビューした。エンドポイントには、局所腫瘍再発、遠隔転移、および術後死亡が含まれた。
結果:49人の患者のうち、全員が術前RTを受け、22%が術前化学療法を受けた。すべての症例で切除断端陰性が達成され、5年局所制御率は87%、5年全生存率は98%であった。腫瘍の深さは遠隔転移と相関していた。
結論:MFSの浸潤性にもかかわらず,術前RTと根治手術は,特に信頼できる凍結切片縁分析を用いて,優れた局所制御をもたらした。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101485
PMID: 38681890
コメント