部分切除体放射線療法(PABR):局所的に進行した巨大な切除不能肉腫の緩和的放射線療法のための新しいアプローチ。

原題
Partially Ablative Body Radiotherapy (PABR): A novel approach for palliative radiotherapy of locally advanced bulky unresectable sarcomas.
背景:巨大な非除去性肉腫は重い症状負荷を有する。部分切除体放射線療法(PABR)と呼ばれる新しい治療アプローチは、治療毒性を高めることなく腫瘍反応を増加させることを目的としている。

方法:2020年から2023年の間にPABRで治療した18人の肉腫患者を研究した。主な目標は症状と構造的奏効率の発見であり、二次的な目標は全生存率であった。

結果:11か月後、患者の88.9%が腫よう容積の減少を経験し、全ての症状のある患者が症状の改善を報告した。1年全生存率、局所及び遠隔進行からの解放率はそれぞれ61%、83.3%及び34.8%であった。重篤な毒性は報告されなかった。

結論:PABRは巨大で切除不能な肉腫の治療に安全で有効な方法であると思われる。さらなる研究が進行中である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110185
PMID: 38412905

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