原題
Mesenchymal Stem Cells for Prophylaxis of Chronic Graft-vs-Host Disease After Haploidentical Hematopoietic Stem Cell Transplant: An Open-Label Randomized Clinical Trial.
背景:慢性移植片対宿主病(GVHD)は、ハプロタイプ一致造血幹細胞移植(HSCT)の有効性における制限因子である。本研究では、慢性GVHDを予防するために、HSCT後の臍帯間葉系幹細胞(MSC)の反復注入の使用を検討した。
方法:この多施設ランダム化試験では、2016年から2022年の間に、ハプロタイプ一致の関連ドナーからのHSCT後の急性白血病患者にMSCまたは定期的な予防を投与した。
結果:148人の患者のうち、MSC群は、対照群の17.4%と比較して、重度の慢性GVHDの2年間の累積発生率が5.4%と低く、白血病の再発率に影響を与えることなく急性GVHDの発生率が低いことを示した。
結論:早期の反復MSC注入は、HSCT後の慢性および急性GVHDの発生率を有意に低下させ、より良好なGVHDフリーおよび無再発生存率をもたらした。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2023.5757
PMID: 38153755
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