原題
Finerenone in Type 1 Diabetes and Chronic Kidney Disease.
背景:非ステロイド性ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬であるフィネレノンは、CKDを伴う2型糖尿病の腎転帰に有用であるが、1型糖尿病におけるその効果は不明である。
方法:ACE阻害薬/ARBを服用しているT1D、CKD(eGFR 25-<90)およびUACR 200-<5000の成人242人を対象とした第3相無作為化試験;フィネレノン(10/20 mg)対プラセボ。主要:6ヶ月後の相対的UACR変化。
結果:UACRはフィネレノン群で34%低下したのに対し、プラセボ群では12%低下した(25%低下、P<0.001)。高カリウム血症は10.1%対3.3%(フィネレノン中止2例)で発生した。eGFRは-5.6対-2.7 ml/分/1.73 m2低下し(差-2.9)、ウォッシュアウト後にベースラインに近づいた。
結論:FinerenoneはCKDを伴うT1D患者のアルブミン尿を有意に減少させたが、高カリウム血症リスクを増加させ、可逆的なeGFR低下を引き起こした。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2512854
PMID: 41780000

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