切除されたステージIB-IIIA非小細胞肺癌(IMpower010)における化学療法後のAtezolizumabによる5年生存転帰:非盲検、無作為化、第III相試験。

原題
Five-Year Survival Outcomes With Atezolizumab After Chemotherapy in Resected Stage IB-IIIA Non-Small Cell Lung Cancer (IMpower010): An Open-Label, Randomized, Phase III Trial.
背景:IMpower010は、切除された非小細胞肺癌(NSCLC)患者において、術後補助化学療法後の無病生存期間(DFS)を、最良の支持療法(BSC)と比較して、アテゾリズマブが改善することを示した。

方法:完全に切除されたステージIB-IIIAのNSCLC患者は、化学療法後に16サイクルのアテゾリズマブまたはBSCを受けるように無作為に割り付けられた。この研究では、長期DFS、中間全生存(OS)解析、および安全性データが報告されている。

結果:臨床カットオフ時点で、治療企図集団およびPD-L1集団におけるDFSハザード比(HR)は、新たな安全性シグナルは検出されず、アテゾリズマブのDFSベネフィットを示した。

結論:Atezolizumabは、PD-L 1で選択されたステージII-IIIAのNSCLCにおけるDFSおよびOSを有意に改善し、持続的な有効性を示している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01681
PMID: 40446184

コメント

タイトルとURLをコピーしました