原題
Pancreatic Adenocarcinoma: Long-Term Outcomes of Adjuvant Therapy in the ESPAC4 Phase III Trial.
背景:ESPAC4試験では、ゲムシタビン+カペシタビン(GemCap)がゲムシタビン単独と比較して優れた全生存期間(OS)を提供することが実証されたが、PRODIGE24試験ではmFOLFIRINOXでさらに長い生存期間が示されたが、適格基準はより厳格であった。
方法:長期OS分析には732人のESPAC4患者が含まれ、中央値104か月の追跡後、ゲムシタビンの367人とGemCapの365人を比較し、566人が死亡した。
結果:OS中央値は全体で29.5ヵ月であり、GemCapでは31.6ヵ月であったのに対し、ゲムシタビンでは28.4ヵ月であった。R0およびリンパ節転移陰性患者では、GemCapによる有意なOSの有益性が観察された。
結論:GemCapはmFOLFIRINOXに不適格な患者に対する標準治療であり、特にR0およびリンパ節転移陰性の患者に有効である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.01118
PMID: 39637340
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