治療歴のある進行頭頸部癌患者を対象としたEnfortumab Vedotinの第II相試験。

原題
Phase II Trial of Enfortumab Vedotin in Patients With Previously Treated Advanced Head and Neck Cancer.
背景:切除不能な再発/転移性頭頚部癌(HNC)は予後不良であり、ネクチン-4を標的とする抗体-薬物結合体であるエンフォルツマブベドチン(EV)のような新しい治療法の探索を促している。

方法:この第II相非盲検試験では、以前に治療を受けた再発/転移性HNC患者における静脈内EV(28日サイクルの1日目、8日目、および15日目に1.25 mg/kg)を評価し、主要エンドポイントは客観的奏効率(ORR)であった。

結果:46人の患者のうち、確認されたORRは23.9%であり、疾患制御率は56.5%であった。無増悪生存期間および全生存期間の中央値は、それぞれ3.9ヶ月および6.0ヶ月であった。

結論:EVは高度に前処理されたHNCにおいて抗腫瘍活性を示し、安全性は確立されたプロファイルと一致しており、局所療法に適さない進行した症例に対してさらなる評価が必要である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00646
PMID: 39481054

コメント

タイトルとURLをコピーしました