原題
Dual Immune Checkpoint Inhibition in Patients With Aggressive Thyroid Carcinoma: A Phase 2 Nonrandomized Clinical Trial.
背景:放射性よう素抵抗性分化型甲状腺癌(RAIR DTC)、甲状腺髄様癌(MTC)、及び未分化甲状腺癌(ATC)を含む侵襲性甲状腺癌は、治療選択肢が限られており、高い罹患率と死亡率に関連している。
方法:この第2相非ランダム化試験では、2017年10月から2019年5月までに51人の参加者を登録し、2021年6月から2023年9月までのデータを分析して、RAIR DTC患者におけるニボルマブおよびイピリムマブの有効性を評価した。
結果:RAIR DTCにおける客観的奏効率(ORR)は9.4%であり、臨床的有用率は62.5%であった。ATCにおけるORRは30%であったが、MTCでは反応は見られなかった。
結論:二重免疫チェックポイント阻害は、侵攻性甲状腺癌において臨床活性を示したが、RAIR DTCにおける有効性エンドポイントを満たさなかったことから、バイオマーカーで選択されていない症例におけるさらなる調査は限定的であることが示唆された。ATCのさらなる調査が必要である。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.4019
PMID: 39446365
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