原題
Trastuzumab Duocarmazine in Pretreated Human Epidermal Growth Factor Receptor 2-Positive Advanced or Metastatic Breast Cancer: An Open-Label, Randomized, Phase III Trial (TULIP).
背景:HER 2標的療法はHER 2陽性乳癌の標準であるが、多くの患者が疾患の進行を経験する。T-Duoは、初期の研究で有望な新規のHER 2標的抗体-薬物結合体である。
方法:この非盲検第III相試験では、複数のHER2標的療法後に進行した切除不可能な進行したHER2+乳癌を有する患者において、T-Duoと医師の選択を比較し、主要エンドポイントとして無増悪生存期間を評価した。
結果:437人の患者のうち、T-Duoは7.0か月の無増悪生存期間の中央値を示したのに対し、医師の選択では4.9か月であった。全生存期間は、T-Duoでは20.4か月であったのに対し、医師の選択では16.3か月であった。
結論:T-Duoは進行リスクを有意に低下させたが、眼毒性は治療の忍容性および中止率に影響した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00529
PMID: 39442070
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