原題
Antiangiogenic treatment facilitates the abscopal effect of radiotherapy combined with Anti-PD-1 in hepatocellular carcinoma: Short Running Title: Anti-VEGFR2 facilitates the abscopal effect.
背景:転移は肝細胞がん(HCC)の予後に重大な影響を及ぼす。放射線療法(RT)および免疫チェックポイント阻害薬(ICI)は遠達効果を誘導することができるが、その発生はまれである。本研究では、RTおよびICIと併用した場合の遠達効果に対する抗血管新生治療の影響を調査する。
方法:両側皮下および同所性モデルを用いて、様々な治療の組み合わせを、複数の分析技術を通じて免疫微小環境および血管正常化の変化について評価した。
結果:抗血管新生治療は、非照射病変における抗腫瘍反応を増強し、抗VEGFR 2が関与する機序を介してCD8 T細胞の活性化を促進した。
結論:抗血管新生療法とRTおよびICIの併用は、特に多発性転移を伴うHCCの治療成績を改善する可能性がある。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.09.024
PMID: 39299549
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