原題
Phase 3 Trial of Cabozantinib to Treat Advanced Neuroendocrine Tumors.
背景:進行した神経内分泌腫瘍は治療選択肢が限られており、これらの腫瘍の治療におけるカボザンチニブの有効性は不明である。
方法:2つの患者コホートが研究された:1つは膵外神経内分泌腫瘍、もう1つは膵神経内分泌腫瘍であった。患者はカボザンチニブまたはプラセボを投与され、主要エンドポイントとしての無増悪生存期間は独立したレビューによって評価された。
結果:膵外コホート(患者203人)では、無増悪生存期間中央値はカボザンチニブ群で8.4ヵ月であったのに対し、プラセボ群では3.9ヵ月であった。膵コホート(患者95人)では、それぞれ13.8ヵ月対4.4ヵ月であった。有害事象はカボザンチニブ群の方が多かった。
結論:カボザンチニブは、一貫した安全性プロファイルで進行した神経内分泌腫瘍の無増悪生存期間を有意に改善した。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2403991
PMID: 39282913
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