原題
Tailored Dose-Dense Versus Standard Adjuvant Chemotherapy for High-Risk Early Breast Cancer: End-of-Study Results of the Randomized PANTHER Trial.
**背景:**隔週で投与される投与間隔を狭めた補助化学療法は、標準的な3週間ごとのレジメンよりも良好な転帰を示すが、改善はしばしば最適以下の対照に由来する。
**方法:**PANTHER試験では、エピルビシン/シクロホスファミドおよびドセタキセルを2週間または3週間ごとに連続投与し、血液学的毒性に基づいて用量を調整した場合の有効性を、追跡期間中央値10.3年にわたって評価した。
**結果:**dose-dense療法は、乳癌無再発生存率(HR 0.80)、無イベント生存率(HR 0.78)、無遠隔転移生存率(HR 0.79)を有意に改善したが、全生存率の改善は統計的に有意ではなかった(HR 0.82)。
**結論:**この試験では、ドセタキセルをベースとした3週間ごとの化学療法と比較して、投与間隔を狭めたレジメンの有益性が確認された。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00178
PMID: 39018515
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