一次乳癌における運動と遠隔再発の用量/暴露関係。

原題
Dose/Exposure Relationship of Exercise and Distant Recurrence in Primary Breast Cancer.
背景:診断後の運動と乳癌死亡率の低下との間の関連は確立されているが、再発リスクとの関連はあいまいである。

方法:Global Physical Activity Questionnaire-16を用いて、2012〜2018年の間にフランスの26施設からの10,359人の一次乳癌患者の間で、再発に対する運動の影響を調べた。

結果:運動と遠隔無再発期間(DRFI)の関係は非線形であった。25 MET-h/wkを超える運動は、追加のDRFIベネフィットをもたらさなかった。運動の増加は、ホルモン受容体-/ヒト上皮成長因子受容体2-(HR-/HER2-)およびHR-/HER2+サブタイプ、特に閉経前の被験者において、DRFIイベントの減少を示した。

結論:診断後/治療前の運動は、一次乳癌症例におけるDRFIイベントを減少させることができる。しかし、その影響はサブタイプおよび閉経状態によって異なる。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01959
PMID: 38838281

コメント

タイトルとURLをコピーしました