粒子線治療のための拡張ポリテトラフルオロエチレンシートを用いたスペーサー留置手術の臨床的影響。

原題
Clinical impact of spacer placement surgery with expanded polytetrafluoroethylene sheet for particle therapy.
背景:胃腸管に隣接した腹部骨盤悪性腫よう患者に対する粒子線治療(PT)における延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)スペーサ使用の有効性と安全性を検討した。

方法:2006年から2019年の間にePTFEスペーサー留置手術とその後のPTを受けた131人の患者が含まれていた。全生存(OS)率および局所制御(LC)率を計算し、スペーサー関連合併症も評価した。

結果:中央値36.8か月の追跡期間後、3年推定全生存率とLC率は60.5%と76.5%であった。PT完了はほぼすべての患者で成功したが、一部の患者はスペーサーに関連した重篤な合併症を経験した。

結論:ePTFEスペーサー関連の晩期合併症にもかかわらず、腹部骨盤悪性腫瘍のPTにおけるその使用は実行可能であるが、罹病および感染のリスクのために厳格な長期モニタリングが必要である。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-023-02359-5
PMID: 37875956
Open Access

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