原題
Integrated analysis of NET-DNA receptor CCDC25 in malignant tumors: Pan-cancer analysis.
背景:30の異なるタイプの癌と急性骨髄性白血病におけるcoiled-coil domain containing 25(CCDC25)の発現プロフィールを解析し、好中球細胞外トラップの形成における役割を以前に示した。
方法:CCDC25の発現と分布を正常組織と癌細胞株で評価し、発現の違いを比較した。臨床転帰に対するCCDC25の影響も、腫瘍微小環境、免疫新抗原、腫瘍突然変異負荷、ミスマッチ修復遺伝子、およびDNAメチルトランスフェラーゼとの関連とともに評価された。
結果:CCDC25は正常組織と比較して癌細胞株で中等度から低度の発現を示した。ほとんどの悪性腫瘍で異常な発現を示したが、生存転帰との関連はなかった。しかし、CCDC25の発現は、腫瘍における特定の免疫細胞浸潤レベルと相関していた。
結論:CCDC25と癌の予後との間に関連は認められなかったが、CCDC25は、特に転移および免疫浸潤に関して、依然として治療的治療の標的となり得る。
Journal: Health Sci Rep (CiteScore 2022: 59)
DOI: 10.1002/hsr2.1621
PMID: 37841944
Open Access
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