マスクを固定した場合と固定しない場合の乳癌患者のPBSプロトン治療の用量送達の再現可能性。

原題
Dose delivery reproducibility for PBS proton treatment of breast cancer patients with and without mask immobilization.
背景:本論文では,乳癌患者に対する陽子線治療(PBS)における放射線量の再現可能性を,マスク固定化の有無で後ろ向きに評価した。
方法:2019年1月から2022年9月の間にPBSで治療された94人の患者を分析した。治療計画を検証CTスキャンでの治療線量の再計算と比較した。特定の差が生じた場合には、線量の大幅な低下が認められた。
結果:平均線量パラメータの差は、マスクされた患者で2.2%未満、マスクされていない患者で3.7%未満であった。しかし、マスクされていない患者は、大きな線量の悪化の割合が高かった。
結論:全体として、マスクのない患者はより大きな偏差を示したが、両群における重大な線量測定上の差は再計画によって対処できた。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-023-02323-3
PMID: 37736727
Open Access

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