原題
Moving into the red – a near infra-red optical probe for analysis of human neutrophil elastase in activated neutrophils and neutrophil extracellular traps.
背景:
好中球は病原体に対する防御に重要な役割を果たしているが、ヒト好中球エラスターゼ(HNE)の活性化と放出の調節不全は炎症に基づく疾患を引き起こす可能性がある。
方法:
研究者らは、1つのクエンチャーと3つのフルオロフォアを備えたFRETベースの三分岐近赤外プローブを開発した。このプローブを用いて、HNEを特異的かつ効果的に検出した。
結果:
このプローブは、活性化された好中球および標識された好中球細胞外トラップを首尾よく同定し、強い蛍光シグナルを提供した。
結論:
この新規プローブは、HNEの選択的検出を提供し、炎症に基づく疾患の診断および治療に役立ち、患者の転帰を改善する可能性がある。
Journal: Chem Commun (Camb) (CiteScore 2022: 32.8)
DOI: 10.1039/d3cc03634k
PMID: 37695093
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