原題
Circulating tumor DNA association with residual cancer burden after neoadjuvant chemotherapy in triple-negative breast cancer in TBCRC 030.
背景:この研究は、術前補助化学療法を受けているトリプルネガティブ乳癌(TNBC)患者における循環腫瘍DNA(ctDNA)の使用を調査することを目的とした。
方法:反応者と非反応者をプロスペクティブ研究から同定した。ベースライン時、3週間後および12週間後に血漿サンプルを採取した。個別化されたctDNAアッセイを用いてサンプルを分析した。ctDNAと残存がん負荷(RCB)の状態および疾患再発との関連を調査した。
結果:139人の患者のうち、68人が完全なサンプルを持っていた。CtDNA陽性率はベースラインで100%、3週目で79%、12週目で55%であった。12週目のCtDNAクリアランスはRCBと相関し、12週目の持続的なCtDNAは既知の再発を有する患者で観察された。
結論:術前補助化学療法は、反応者と非反応者の両方でctDNA腫瘍分画を減少させた。ctDNAの正確な検出には感度の高い検査が必要である。ctDNAガイド下アプローチが転帰を改善できるかどうかは、さらなる研究によって明らかになるであろう。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2023.08.004
PMID: 37597579
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