原題
Prospective Correlation of Magnetic Resonance Tumor Regression Grade With Pathologic Outcomes in Total Neoadjuvant Therapy for Rectal Adenocarcinoma.
背景:全術前補助療法(TNT)は直腸腺がんの標準治療であるが、腫瘍の退縮を測定する現在の方法は主観的である。この研究は、磁気共鳴腫瘍退縮グレード(MR-TRG)の使用を検証し、反応の予測における拡散強調画像の有用性を評価することを目的とした。
方法:多施設研究では、患者121名を対象にMRベースの画像検査を検討した。放射線科医は完全奏効(mriCR)についてMRIをレビューし、MR-TRGを評価した。病理学的完全奏効(pCR)および術前補助療法反応スコア(NAR)を参照基準として用いた。
結果:MR-TRGはpCRおよびNARと有意な関連を示した。pCRの陽性的中率(PPV)は40%、陰性的中率(NPV)は84%であった。化学療法後およびTNT後のmriCRの一致は、それぞれほぼ完全および中等度であった。
結論:MRI単独では直腸腺癌のpCRを予測するには不十分であるが、MR-TRGはTNT中の回帰の大きさの客観的尺度を提供する。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.22.02525
PMID: 37478389
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