原題
20(th) anniversary of adjuvant trastuzumab: reflections on a breakthrough moment.
背景:承認から20年が経過したが、トラスツズマブは依然としてHER2+早期乳癌の中心であり、心臓毒性が懸念されるものの、生存率を改善している。
方法:長期アジュバント試験,実世界データ,バイオマーカー及び心毒性研究,及び製剤/バイオシミラー開発のレビュー。
結果:リスク群および化学療法のバックボーンを通じて、持続的な生存期間の延長が認められた。心毒性はまれであり、特にアントラサイクリン系薬剤の投与歴がない場合はまれである。皮下製剤およびバイオシミラーはアクセスを増加させる。HER2以外の有効性が確認された予測バイオマーカーはなく、候補(TIL、ctDNA、HER2DX)は研究段階にある。明らかな有益性を示した心保護戦略はない。
結論:トラスツズマブは、特に低リスクのHER2陽性早期乳癌において、重要なバックボーンであり続ける可能性が高い。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.12.002
PMID: 41386295

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