原題
Zanzalintinib plus atezolizumab versus regorafenib in refractory colorectal cancer (STELLAR-303): a randomised, open-label, phase 3 trial.
背景:ザンザリンチニブとアテゾリズマブは第1相活性を示した。STELLAR 303試験では、治療を受けた転移性結腸直腸癌(非MSI H/dMMR)において、レゴラフェニブと比較した。
方法:グローバル第3相試験では、901人の患者をザンザリンチニブ+アテゾリズマブまたはレゴラフェニブに1:1で無作為に割り付けた。主要評価項目:全生存期間(ITTおよび肝転移サブグループ)。
結果:18か月の追跡で,併用療法はレゴラフェニブと比較してOSを改善した(HR 0.80, 95%CI 0-69-0-93;p=0.0045);OS中央値10.9対9.4か月。肝転移のない患者ではHR 0.79(p=0.087)。グレード3以上のAEは併用療法の方が高く(60%対37%);治療関連死は5対1であった。
結論:Zanzalintinibアテゾリズマブは有意なOSの有益性をもたらし、前治療されたMSS/pMMR mCRCに対して化学療法を併用しない選択肢を提供し、毒性を増加させた。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(25)02025-2
PMID: 41130252

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