高分子リスクの早期乳癌に対する部分乳房照射。

原題
Partial Breast Irradiation for High Molecular Risk Early-Stage Breast Cancer.
背景:PBIは乳腺腫瘤摘出術後のWBIの代替法であるが、Oncotype DX再発スコアが高い(>25)場合にPBIを除外すべきかどうかは不明である。

方法:施設のデータベースから、1:5のマッチング後にアジュバントPBI(n=28)またはWBI(n=140)で治療したODX RS>25の患者を選択した。追跡期間中央値5.3年。局所再発率(LR)を比較した。

結果:一致したコホートでは、PBI後に3つのLR(異なる象限に2つ)があったのに対し、WBI後には5つであった。72ヶ月累積LR:7.9%PBI対4.8%WBI(P=0.6)。

結論:有意なLR差はなく、PBIは選択された高ゲノムリスク患者には妥当であると考えられるが、より大規模で長期の研究が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.04.044
PMID: 41026069

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