消化管脳転移に対する定位放射線手術後の多施設転帰。

原題
Multi-institutional Outcomes after Stereotactic Radiosurgery for Gastrointestinal Brain Metastases.
背景:本研究では、放射線手術後の胃腸(GI)起源と非胃腸(NGI)起源からの脳転移を有する患者の生存転帰を調査する。

方法:2015年1月から2020年12月までに治療された1,383人の患者を同定し、2022年11月までの追跡データを得た。カプラン・マイヤー法を用いて全生存期間および頭蓋内無増悪生存期間を解析し、コックスモデルを用いて転帰の関連性を評価した。

結果:GI患者(102人)は、NGI患者(1,281人)と比較して、それぞれ10.6ヶ月および12.3ヶ月で、全生存期間中央値(5.4ヶ月)および頭蓋内無増悪生存期間中央値(6.2ヶ月)が有意に悪かった。

結論:GI脳転移は、放射線手術後の生存転帰が不良であることを示し、治療決定および治療後のモニタリングに情報を提供する。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2025.101795
PMID: 40538502

コメント

タイトルとURLをコピーしました