高リスク大細胞型B細胞リンパ腫の若年患者における一次治療としてのグロフィタマブとPola-R-CHPまたはR-CHOPの併用:COALITION試験の結果。

原題
Glofitamab Combined With Pola-R-CHP or R-CHOP as First Therapy in Younger Patients With High-Risk Large B-Cell Lymphoma: Results From the COALITION Study.
背景:高リスク(HR)大細胞型B細胞リンパ腫(LBCL)患者は、標準的なR-CHOP療法では転帰が不良である。COALITION試験では、治療提供スケジュールを改善することを目的として、若年のHR患者を対象に、CD20xCD3二重特異性抗体グロフィタマブと標準治療の併用を調査している。

方法:この第II相試験では、HRの特徴を有する65歳以下の患者にR-CHOPを投与し、Glofit-Pola-R-CHPまたはGlofit-R-CHOPのいずれかに無作為に割り付けた後、グロフィタマブによる地固め療法を実施した。

結果:治療を受けた80名の患者は、100%の全奏効率および98%の完全奏効率を示し、20.7ヶ月目の無増悪生存率は86%、全生存率は92%であった。

結論:R-CHOPまたはPola-R-CHPと併用したグロフィタマブは、若年HR LBCL患者に有効かつ安全に投与され、さらなる研究が必要である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-25-00481
PMID: 40532125

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