早期乳癌の女性に対する乳房温存手術後の部分乳房放射線療法(UK IMPORT LOW):多施設共同、非盲検、無作為化、対照、第3相非劣性試験からの10年間の転帰。

原題
Partial-breast radiotherapy after breast conservation surgery for women with early breast cancer (UK IMPORT LOW): 10-year outcomes from a multicentre, open-label, randomised, controlled, phase 3, non-inferiority trial.
背景:IMPORT LOW試験では、同側性乳房腫瘍再発(IBTR)リスクが低い早期乳癌を有する50歳以上の女性を対象として、部分乳房放射線療法を評価した。最初の5年間の所見では、全乳房放射線療法に対する非劣性が示唆され、10年間の追跡調査が促された。

方法:この第3相試験では、2018人の患者を全乳房、低用量、または部分乳房レジメンに無作為に割り付けた。主要エンドポイントは、10年間にわたって評価されたIBTRの発生であった。

結果:10年後、IBTRイベントはすべての群で顕著に低く、特に乳房収縮に関して同様の有害作用率を示した。

結論:長期結果から、低リスクの早期乳癌に対して、部分乳癌治療および低用量治療は全乳癌放射線療法と同程度に安全かつ有効であることが確認され、それらの標準使用が支持された。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(25)00194-9
PMID: 40516558

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