原題
Intravenous Rehydration for Severe Acute Malnutrition with Gastroenteritis.
背景:現在のガイドラインでは、エビデンスは限られているものの、体液過剰の懸念から、重度の急性栄養失調の小児における静脈内補液を推奨していない。
方法:アフリカの4カ国で非盲検試験が実施され、重度の急性栄養障害および脱水症を有する6ヶ月~12歳の小児272名を、経口、急速静注、または緩徐静注の3つの水分補給戦略に無作為に割り付けた。
結果:96時間後(経口投与群8%対静脈内投与群7%)または28日後(12%対10%)の死亡率に有意差は認められなかった。重篤な有害事象は群間で同程度であり、体液過剰の発生はなかった。
結論:経口および静脈内補液戦略はいずれも、この患者集団における死亡アウトカムにおいて同様の有効性を示した。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2505752
PMID: 40513026
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