進展型小細胞肺癌(IMforte)におけるルルビネクテジン+アテゾリズマブによる一次維持療法の有効性と安全性:無作為化多施設共同非盲検第3相試験。

原題
Efficacy and safety of first-line maintenance therapy with lurbinectedin plus atezolizumab in extensive-stage small-cell lung cancer (IMforte): a randomised, multicentre, open-label, phase 3 trial.
背景:進展型小細胞肺癌(ES-SCLC)の治療の進歩にもかかわらず、転帰は依然として満足のいくものではない。この研究では、初期治療後の維持療法として、ルルビネクテジンとアテゾリズマブの併用とアテゾリズマブ単独の有効性を比較検討する。

方法:IMforte試験は、13カ国の96施設から患者を登録した無作為化第3相試験であった。適格な患者は導入療法を受け、進行が認められなかった患者は、ルルビネクテジン+アテゾリズマブまたはアテゾリズマブ単独のいずれかによる維持療法に無作為に割り付けられた。

結果:登録された患者660人のうち、ルルビネクテジン群は、グレード3~4の有害事象の発生率が高いにもかかわらず、アテゾリズマブ群と比較して、無増悪生存期間および全生存期間が有意に長いことを示した。

結論:Lurbinectedinとatezolizumabの併用は、ES-SCLCに対する有望な維持療法であり、生存率を改善するが、毒性も増加させる。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(25)01011-6
PMID: 40473449

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