原題
Presentation and outcomes of second primary malignancies (SPMs) in locally advanced oral cavity squamous carcinoma (LA-OSCC): Secondary analysis of a phase III randomised control trial (NCT00193843).
背景:二次原発悪性腫瘍(SPM)はしばしば頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)を合併するが、その発生率と転帰に関するプロスペクティブデータは限られている。本研究では、口腔扁平上皮癌(OSCC)に焦点を当てた第III相試験の患者で同定された83のSPMから得られた知見を要約する。
方法:2005年から2013年まで900人のOSCC患者を追跡した。SPMの発生は標準的な基準を用いて判定し、統計はカプラン・マイヤー法および多変量解析を用いてSPM診断後の全生存期間(OS)および無増悪生存期間(PFS)を解析した。
結果:合計83のSPMが発見され、5年累積発生率は11%であった。SPM診断後のOSおよびPFSは、それぞれ30.3%および21.6%であった。
結論:SPMはOSCC患者の罹病率および死亡率に有意に寄与しており、検出および治療戦略の改善の必要性を強調している。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110944
PMID: 40409369
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