原題
Isatuximab, Carfilzomib, Lenalidomide, and Dexamethasone for the Treatment of High-Risk Newly Diagnosed Multiple Myeloma.
背景:GMMG-CONCEPT試験では、新たに診断された高リスクの多発性骨髄腫(NDMM)患者に対して、イサツキシマブ、カルフィルゾミブ、レナリドミド、デキサメタゾン(Isa-KRd)を用いた革新的な治療レジメンを検討し、微小残存病変(MRD)陰性を誘導しようとした。
方法:この多施設共同第II相試験には、特異的染色体異常を有する高リスクNDMM患者が登録された。一部の患者は移植の適格性に応じて追加の化学療法を受けた。この試験では、MRD陰性率および無増悪生存率(PFS)に焦点が当てられた。
結果:本試験は主要評価項目を達成し、地固め療法後に移植適格患者の67.7%および非適格患者の54.2%がMRD陰性に達した。PFS中央値は、延長したフォローアップ後でも達成されなかった。
結論:Isa-KRdは、移植状態に関係なく、高リスクNDMM患者において高い持続可能なMRD陰性率を誘導し、長期無増悪生存の可能性を示唆している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01696
PMID: 37753960
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