非ヒトパピローマウイルス頭頚部癌に対する放射線療法+シスプラチンとラパチニブの併用または非併用:第2相無作為化臨床試験。

原題
Radiotherapy Plus Cisplatin With or Without Lapatinib for Non-Human Papillomavirus Head and Neck Carcinoma: A Phase 2 Randomized Clinical Trial.
背景:非HPV頭頚部癌(HNC)患者は,シスプラチンまたは抗EGFR抗体と組み合わせた放射線療法を行っても,予後不良である。
方法:ステージIII〜IVの非HPV HNC患者142人を対象に、EGFRとHER2の二重阻害薬であるラパチニブを従来の治療に追加した場合の影響を検証するプラセボ対照試験を実施した。
結果:最終解析では、ラパチニブの追加による無増悪生存期間(PFS)または全生存期間(OS)の有意な改善は示されなかった。急性および遅発性有害事象の発生率も一貫していた。
結論:標準治療にラパチニブを追加しても、ベネフィットは増強されなかった。この転帰不良のため、非HPV HNC患者に対して新たな治療戦略を検討すべきである。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2023.3809
PMID: 37768670

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