PD-L 1陽性非小細胞肺癌に対するイヴォネシマブとペムブロリズマブの比較(HARMONi-2):中国における無作為化二重盲検第3相試験。

原題
Ivonescimab versus pembrolizumab for PD-L1-positive non-small cell lung cancer (HARMONi-2): a randomised, double-blind, phase 3 study in China.
背景:PD-1およびVEGFを標的とする二重特異性抗体であるイヴォネシマブは、進行非小細胞肺癌(NSCLC)の治療に有望であることが示されている。本試験では、PD-L 1陽性NSCLC患者におけるイヴォネシマブの有効性および安全性をペムブロリズマブと比較する。

方法:HARMONi-2試験は、中国で実施された18歳以上の進行PD-L 1陽性NSCLC患者を対象とした無作為化二重盲検第3相試験であり、被験者は3週間ごとにイヴォネシマブまたはペムブロリズマブのいずれかを投与され、主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)であった。

結果:スクリーニングを受けた患者879人のうち、398人が無作為化された。イヴォネシマブは、ペムブロリズマブ(5.8ヵ月)と比較して、PFS中央値(11.1ヵ月)が有意に長いことを示した。

結論:イヴォネシマブは、進行したPD-L 1陽性NSCLCにおける一次治療の有望な選択肢を提供し、管理可能な安全性プロファイルでPFSを改善する。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(24)02722-3
PMID: 40057343

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