心房細動を伴う脳内出血の生存者における脳卒中予防のための直接経口抗凝固薬と抗凝固療法なしの比較(PRESTIGE-AF):多施設共同、非盲検、無作為化、第3相試験。

原題
Direct oral anticoagulants versus no anticoagulation for the prevention of stroke in survivors of intracerebral haemorrhage with atrial fibrillation (PRESTIGE-AF): a multicentre, open-label, randomised, phase 3 trial.
背景:直接経口抗凝固薬(DOAC)は心房細動患者の血栓塞栓症を減少させる可能性があるが、脳内出血生存者への影響は不明である。

方法:PRESTIGE-AF試験には、自発性脳内出血および心房細動を有する18歳以上の患者が登録された。参加者は、虚血性脳卒中および再発性脳内出血を主要エンドポイントとして、DOACを受ける群または抗凝固療法を受けない群に無作為に割り付けられた。

結果:患者319名のうち、DOAC群では虚血性脳卒中の発生率が有意に低かったが(HR 0.05)、再出血率は高く(HR 10.89)、非劣性基準を満たさなかった。

結論:DOACは虚血性脳卒中を減少させるが、再発性脳内出血のリスクを有意に増加させるため、より安全な代替法に関するさらなる研究が必要である。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(25)00333-2
PMID: 40023176

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